昼職と夜職を掛け持ちするには?理想的なスケジュール例と仕事選びのポイントを解説

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昼職と夜職を掛け持ちするには?理想的なスケジュール例と仕事選びのポイントを解説
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    昼職と夜職の掛け持ちを検討する際、スケジュール管理や睡眠時間の確保に不安を感じる方も多いでしょう。
    夜職は高収入を得やすい一方で、シフトの変動や指名・売上の差によって収入が不安定になりがちです。
    収入を安定させるため、昼職と組み合わせて掛け持ちする方も少なくありません。

    ここでは、昼職と夜職を掛け持ちする際のメリット・デメリットから理想的なスケジュール例まで詳しく解説します。
    無理のない働き方を見つける参考にしてください。

    昼職と夜職の掛け持ちは可能?

    結論として、昼職と夜職の掛け持ちは可能です。
    夜職は高時給でも収入が不安定な場合があり、安定した収入を得るために昼職と掛け持ちするケースは多く見受けられます。

    しかし、課題となるのはスケジュールの調整です。
    夜職の勤務時間は深夜のため、生活リズムや睡眠時間の確保が難しくなりがちです。
    また、移動時間や体力面の負担も考慮する必要があります。

    昼職と夜職を掛け持ちするメリット・デメリット

    昼職と夜職の掛け持ちには大きなメリットがありますが、一方で注意しなければならないデメリットも存在します。
    良い面・悪い面の両方を理解したうえで、自分に合った働き方を見極めることが大切です。

    掛け持ちするメリット

    まずは掛け持ちするメリットから見ていきましょう。

    収入が安定する

    昼職と夜職を掛け持ちする最大の魅力は、安定した収入を得られることです。
    夜職は高時給で、短時間勤務でも十分な収入を得られますが、シフトの変動や指名売上の状況によっては、収入に波が出やすい傾向があります。
    そこに昼職をプラスすることで、収入を安定させることができます。

    たとえば「昼職で10万円、夜職で20〜30万円」など、収入目標を計画的に設定することで、貯蓄や旅行、将来のライフプランの選択肢を広げることができます。

    幅広いスキルを習得できる

    昼職と夜職では、求められるスキルが異なります。
    昼職では事務処理能力や接遇マナー、PCスキルなどを習得でき、夜職では会話力や営業力、接客技術などを磨けます。

    夜職を続けながら昼職の経験も積むことで、将来的に昼職一本に移行したい場合にも有利です。

    掛け持ちするデメリット

    続いては、掛け持ちするデメリットを見ていきましょう。

    睡眠不足になるリスクがある

    昼職と夜職の掛け持ちで最も大きな課題は、睡眠時間の確保です。
    夜遅くまで勤務し、翌日に昼職へ行く場合、どうしても睡眠時間が短くなります。
    睡眠不足が続くと免疫力の低下を招き、風邪を引きやすくなるほか、集中力の低下にもつながるため注意が必要です。

    体調管理が難しい

    昼職と夜職の掛け持ちにより不規則な勤務が続くと、生活リズムも乱れやすくなります。
    食事の時間も不規則になりがちで、体調を崩す原因となることがあります。

    そのため、無理のないスケジュール管理や、栄養バランスを意識した食生活、適切な休息を心がけるなど、自身で体調管理を徹底することが重要です。

    夜職と掛け持ちをする際の昼職選びのポイント

    夜職を続けながら昼職を選ぶ際は、以下のポイントを意識することで無理なく続けやすくなります。

    体力に負担が少ない仕事を選ぶ

    夜職との掛け持ちでは、昼間の仕事での体力消耗をできるだけ抑えることが大切です。
    夜職では接客や長時間の待機など、体力を使う場面が多くあります。

    そのため、昼職では「座ってできる仕事」や「体を酷使しない仕事」が理想的です。
    体への負担が少ない仕事を選ぶことで、夜職でのパフォーマンスも維持しやすくなります。

    移動時間をなるべく短くする

    昼職と夜職の勤務地が離れていると、移動時間だけで貴重な休憩時間や睡眠時間が削られてしまいます。
    特に「夜職が終わって帰宅⇒数時間後に昼の仕事へ」というハードな生活では、移動時間の短縮がカギになります。

    【昼職の勤務地選びのポイント】

    ・自宅近くの昼職を選ぶ
    ・夜職エリア近辺で昼職を探す
    ・同じ沿線上、乗り換えなしで通える場所を選ぶ

     

    移動時間を30分短縮するだけでも、仮眠や食事の時間がしっかり確保できるようになります。
    また、移動中に仮眠を取ることも想定して、電車やバスの混み具合も事前に確認しておくことをおすすめします。

    シフトの相談がしやすい職場を選ぶ

    夜職のシフトは、急に入ることが決まったり、イベントで予定が変わったりと、変動が大きい場合があります。
    そのため、昼職もシフトの柔軟性が高く、相談しやすい職場が理想的です。

    夜職の繁忙期や予定に合わせて昼職のシフトを調整することで、睡眠時間の確保や体調管理もしやすくなります。
    面接時に「Wワーク可」や「シフト相談可」などの表記があるかを確認しておくことが重要です。

    夜職との掛け持ちにおすすめな昼職

    夜職と掛け持ちする場合、昼職選びは非常に重要です。
    ここでは、特におすすめの昼職をご紹介します。

    事務職

    事務職は、パソコンを使ったデータ入力や書類作成、電話対応などの座り仕事が中心です。
    体力の消耗が少なく、夜職の疲れが残っていても無理なく働けることが魅力です。
    勤務時間は平日の日中が中心のため、夜職と曜日や時間帯をしっかり分けて働くことができます。

     

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    コールセンター

    コールセンターは、受信・発信の電話対応、簡単なPC入力など、座り仕事が中心のため、体力的な負担は少ない傾向にあります。
    週1日から勤務できる職場もあり、シフトの自由度が高いため、夜職との調整がしやすいことも魅力です。

     

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    販売スタッフ

    アパレルや雑貨店などの販売スタッフは、接客、レジ対応、品出しが主な仕事です。
    夜職で培った接客スキルをそのまま活かせるため、円滑に業務を始められます。
    また勤務地は、ショッピングモールや百貨店など選択肢が豊富で、通いやすい場所や希望の環境を選びやすいことも大きな魅力です。

     

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    ネイリスト

    ネイリストは予約制の勤務スタイルが多いため、スケジュール管理をしやすいことが特徴です。
    夜職で働いている方は、美容へ強い関心を持っていることも多く、その興味やセンスを仕事に活かせる点も大きな魅力です。

    ネイリストを目指す際のステップやポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。
    ぜひ参考にしてください。

    https://baitona-joshi.jp/column/article-17/

    昼職と夜職を掛け持ちする理想的なスケジュール例

    昼職と夜職を掛け持ちする場合、スケジュール管理が一番の課題となります。
    ここでは、睡眠時間や休憩時間を十分に確保できる理想的なスケジュール例をご紹介します。

    ①平日に昼職と夜職を掛け持ちする場合

    スケジュール例

    ・7:00〜7:30   起床・身支度
    ・9:00〜18:00   昼職(オフィス勤務や店舗シフトなど)
    ・18:00〜19:30 帰宅・食事・仮眠
    ・20:00〜21:00 夜職の準備(ヘアメイクなど)
    ・21:30〜24:30 夜職(勤務)
    ・1:00〜2:00     帰宅・入浴・お礼LINEなど
    ・2:30〜3:30   就寝

     

    昼職が終わった後に、短時間でも目を閉じて休むことで、夜職での体力を温存できます。
    また、送り体制が整っている店舗であれば、深夜の移動による不安やストレスを減らし、安全に帰宅できます。

    ②休日に夜職を掛け持ちする場合

    スケジュール例

    ・7:30〜8:00   起床・朝食・身支度
    ・9:00〜14:00   昼職(カフェ、販売、事務などの短時間シフト)
    ・14:00〜15:30 帰宅・昼食・休憩
    ・15:30〜17:30 仮眠・リフレッシュタイム
    ・17:30〜19:30 夜職の準備(ヘアメイク・移動)
    ・20:00〜翌1:00  夜職(勤務)
    ・1:30〜2:30     帰宅・入浴・お礼LINE
    ・3:00頃      就寝

     

    昼職のシフトは短時間に絞ることで、体力的な負担を軽減しつつ収入を確保できます。
    帰宅後は軽食をとり、休憩や仮眠を取ることで、夜職でも余裕を持って接客できるようになります。

    昼職と夜職の掛け持ちに関するよくある質問

    昼職と夜職を掛け持ちするうえで、気になるポイントをQ&Aでご紹介します。
    ぜひチェックして、スタート前の不安を減らしましょう。

    Q.夜職の副業は昼職の会社にバレる?

    副業が勤務先に露見する主な原因は、住民税の徴収方法にあります。
    確定申告時に「特別徴収」を選択すると、副業による住民税額が昼職の給与に合算され、勤務先へ通知されることで発覚するケースが見受けられます。

    普通徴収を選択し自分で納付することで、原則として会社に通知が行くことはありません。
    ただし、確実に知られないとは言い切れません。
    また、就業規則で副業が禁止されているかどうかを必ず確認し、トラブル防止のためにも事前にルールを把握しておくことが大切です。

    Q.週何日までなら無理なく掛け持ちできる?

    目安としては昼職と夜職を合わせて、週4〜5日程度に抑えることをおすすめします。 
    例えば、昼職2〜3日+夜職2日など、無理のないスケジュールを組み、週に1〜2日は完全に休める日を作ると体調を崩しにくくなります。
    十分な睡眠時間を確保し、疲れを溜めないようにすることが、掛け持ちを長く続けるコツです。

    Q.確定申告や住民税などの手続きはどうすればいい?

    夜職の収入が給与以外(歩合制、個人事業主扱いなど)の場合は、確定申告が必要です。
    その際、住民税は「普通徴収」を選ぶことで、副業分を自分で納め、昼職の会社に収入が知られるリスクを抑えられます。 

    また、収入増加に伴う社会保険料や国民健康保険料の変動も考慮して、計画的に管理することが大切です。

    自分に合った昼職と夜職の掛け持ちプランを考えよう

    昼職と夜職を掛け持ちする際は、自分にとって無理のないペースを見つけることが重要です。
    昼職は生活リズムを整えやすく、福利厚生やキャリアを得られるメリットがあります。
    一方で夜職は短期的に高収入を得やすい反面、体力や生活リズムへの負担が大きいこともあります。

    掛け持ちを続けることで負担も増えますが、経済的に余裕を持てるといったメリットがあります。
    大切なのは理想の収入、1週間の過ごし方、体調管理をしっかり考え、自分に合ったプランを決めることです。

    この記事を参考に、無理なく続けられる自分らしい働き方を検討してみましょう。

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    バイトな女子編集部
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