INTP(論理学者)の性格に合う職業とは?向いている仕事を徹底解説!
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INTP(論理学者)は、知的好奇心と論理的思考を兼ね備えたアイデアメーカー◎
常に新しい知識やアイデアを求めています。
今回は、そんなINTP(論理学者)の特徴から向いている職業、他のMBTIタイプとの相性まで詳しく解説していきます!
仕事先やアルバイト先をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
INTP(論理学者)とは?
INTP(論理学者)は、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)の16種類の性格タイプのひとつ。
感情よりも論理を優先する傾向があり、独自の視点から物事を考えられる力を持っています。
しかし、ときには現実離れした考えにハマりやすい面もあるでしょう。
INTPは I(内向型)・N(直感型)・T(思考型)・P(知覚型)の略
INTP(論理学者)は「I(内向型)」「N(直感型)」「T(思考型)」「P(知覚型)」の組み合わせで成り立っており、論理的で一貫性がある、筋の通った考えを持っているタイプです。
それぞれの特性は以下の通りになります。
I(内向型)
内省的な思考にふけることでエネルギーを充電するタイプです。
多くの人と過ごすよりも、1人で静かに過ごす時間を好む傾向があります。
N(直感型)
現状に満足せず、常に新しい可能性を追求していきます。
過去の事実よりも未来の展望に目を向け、独創的なアイデアで革新的な変化を生み出すことを得意とします。
T(思考型)
個人的な価値観や感情に左右されず、客観的な論理や分析に基づいて意思決定します。
感情よりも事実を重視し、複雑な問題や状況を冷静に分析し、的確な解決策を見出すことができます。
P(知覚型)
予期せぬ出来事や新しい情報にも柔軟に対応できる、臨機応変さを持ち合わせています。
仕事や課題に対しても遊び心を持って取り組み、新しいアイデアや経験に対して開かれた姿勢で臨むことが多いです。
INTP-TとINTP-Aの違い
IINTP(論理学者)には「INTP-T(Turbulent)」と「INTP-A(Assertive)」の2つのタイプがあります。
「T」と「A」の違いは、神経性(精神的に不安定で、小さなことにも敏感に反応する傾向のこと)が高いかどうかが関わっており、「T」は神経性が高く、「A」は神経性が低いと言われています◎
同じINTP(論理学者)でも、この「T」と「A」の違いによって性格に差が出てくるため、自分がどちらのタイプかを知ることは、より良い選択や自己理解につながります。
INTP-T
⇒細部にまで気を配り、周囲を支える献身的なタイプです。
人の気持ちを察する能力に長けているため、相手に安心感や心地よさを与えることができます。
しかし、行動に移すまでに時間がかかったり、周囲の評価を気にしすぎて躊躇してしまう一面もあります。
INTP-A
⇒感情の起伏が穏やかで、些細なことには動じない冷静さを持っています。
たとえ失敗しても諦めずに積極的に行動するため、リーダーを任されることも多いでしょう。
しかし、公正さを重視するあまり、相手の感情を考慮することを忘れがちです。
人間関係の構築には、配慮が必要かもしれません。
INTP(論理学者)の性格や特徴を解説
ここからは、INTP(論理学者)の性格や特徴をお話していきます!
INTP(論理学者)の長所
INTP(論理学者)の最大の強みは、物事を深く掘り下げることができる『論理的思考能力』です。
困難な状況に直面したときでも、「なぜこうなったのか」「最善の解決策は何か」を冷静に分析し、的確な解決へと導くことができます。
また、興味を持った分野に対して徹底的に探求する、高い知的好奇心も持ち合わせています。
常に新しい知識や経験を求めるため、楽しみながらスキルアップし、成長し続けることができるでしょう◎
INTP(論理学者)の短所
INTP(論理学者)は非常に高い思考力を持つ一方で、自身の思考に偏りがちな一面もあります。
チームで業務を進める際、「こうすればもっと効率が良いのに」と考え、チームの意見と異なる行動を取ってしまうこともあるでしょう。
しかし、過度な思考はチームの調和を乱す原因にもなりかねません。
ときには深く考えすぎずに、周りの意見に耳を傾けることも大切です。
INTP(論理学者)に向いている仕事
ここからは、INTP(論理学者)に向いている仕事についてご紹介していきます!
INTP(論理学者)は学習意欲が高く、新しい知識を積極的に吸収しようとする強みがあるため
・自立心がある
・創造力が優れている
・分析的である
上記のような力を活かして、さまざまな仕事やアルバイト先で活躍することができます。
早速、INTP(論理学者)にピッタリのオフィスワークやその他の仕事をチェックしてみましょう◎
オフィスワーク
経理
企業のお金や取引の流れを管理する役割を担う、会社経営において必要不可欠な仕事です。
経理業務は、正確な数字処理と分析能力が求められるため、論理的思考と分析力に優れたINTP(論理学者)に最適です!
緻密な作業への集中力も、経理業務において非常に重宝されます。
データサイエンティスト
企業が持つ大量のデータ(ビッグデータ)を分析し、ビジネス上の課題を解決したり、新しい価値を生み出したりする専門家です。
高度なデータ分析スキルを必要とするデータサイエンティストは、複雑な問題も冷静に分析できるINTP(論理学者)にとって、非常に魅力的な仕事です。
幅広い知識も必要とされるため、INTP(論理学者)の知的好奇心もくすぐられること間違いありません◎
マーケティング
市場のニーズを分析し、効果的な販売戦略や広告キャンペーンを立案・実行する仕事です。
市場調査・データ分析・顧客行動の理解など、多岐にわたる分析が求められるため、INTP(論理学者)の常に新しいアイデアを追求する能力は非常に重宝されます!
自社の商品やサービスを有する企業であれば不可欠な存在であるため、需要も多い仕事と言えるでしょう。
コンサルタント
クライアントの現状と将来の希望を丁寧に伺い、実現可能なキャリアプランを提案していきます。
INTP(論理学者)は革新的なアイデアを生み出すことに長けており、最適な解決策を導き出すコンサルタント業務はまさに適職と言えるでしょう。
さらに、クライアント自身も気づいていない潜在的な課題を発見するためには、INTP(論理学者)の論理的思考力と分析力が大いに役立ちます◎
ITエンジニア
情報技術(IT)を活用してシステムやソフトウェアの開発、運用、保守などを行う仕事です。
システムの問題解決や開発には、問題解決能力と創造性が求められるため、優れた分析力と独創性を兼ね備えたINTP(論理学者)に最適です!
また、客観的なデータに基づいて解決策を導き出す能力も重要なので、論理的に対処できるINTP(論理学者)は適性があると言えます。
Webライター
企業のWebサイト、SNS、ブログなどのデジタルコンテンツにおける文章作成を担当します。
INTP(論理学者)のありあまる知的好奇心と論理的な文章構成能力は、クリエイティブなWebライターの仕事にピッタリです◎
さまざまな分野の情報を収集し、記事を作成する必要があるため、仕事を通して知識欲を満たすこともできます。
デザイナー
クライアントからの依頼に応じて、求められたデザインを考案する仕事です。
INTP(論理学者)の常識にとらわれない革新的な発想力はデザイナーという仕事に向いています!
また、デザインの世界は常に変化しており、新しいトレンドや技術を学ぶ力が求められているため、INTP(論理学者)の旺盛な知的好奇心を活かすこともできるでしょう。
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その他のお仕事
建築士
建物の種類や用途に合わせた設計図作成や、建築現場での指示出し・進捗管理を行います。
建築設計では、構造や法規制など多岐にわたる要素を論理的に組み合わせる必要があり、INTP(論理学者)の複雑な問題分析力と論理的解決力は、この仕事に適しています◎
さらに美しさや独創性も求められるため、INTP(論理学者)の既成概念にとらわれない発想力も存分に活かせるでしょう。
警備員
来訪者が施設内を安全に移動できるよう、駐車場での出入管理や施設内の巡回警備を行います。
黙々と1人で作業する傾向にあるINTP(論理学者)は、1人でこなせる仕事にも適性があります。
そのため、独立してタスクを遂行する警備員はINTP(論理学者)に最適です!
研究者
大学・企業・研究所などで新たな知識を発見し、新しい考え方を作り出す仕事です。
未知の領域を探求し、新しい発見を追求する研究者という仕事は、知的好奇心が旺盛なINTP(論理学者)の天職とも言えます。
柔軟性と適応力があるINTP(論理学者)なら、研究における変化にも臨機応変に対応し、新しい方向性を見出すことができるでしょう◎
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INTP(論理学者)に向いていない仕事
INTP(論理学者)には内向的な性格の方が多く、コミュニケーションが重要視される仕事には向いていないでしょう。
そのため、話術が必要な営業職や販売職、さまざまな人と関わる機会が多い接客業などは適していません。
また、ルールやマニュアルが厳しい職場は、INTP(論理学者)の強みである独創性が活かしにくいので、不満がたまりやすい傾向にあります。
INTP(論理学者)と仕事で相性が良いタイプは?
向いている仕事・向いていない仕事が確認できたところで、ここからはINTP(論理学者)と仕事において相性が良いとされるMBTIタイプについて解説していきます。
INTP(論理学者)は、知的さと自由な発想力が魅力的なタイプです。
だからこそ、論理的な考え方を共有し、アイデアや概念について深く議論できるタイプと相性が良いとされています◎
INTP(論理学者)と相性が良いタイプ
INTP(論理学者)と相性が良いとされるMBTIタイプは、以下の3タイプが挙げられます。
MBTI | 特徴 |
---|---|
ENTJ (指揮官) |
INTP(論理学者)の創造性と論理性を実践に移す支援をしてくれます。ENTJ(指揮官)の高いリーダーシップが、INTP(論理学者)の内向的な性格を補ってくれます! |
ESFP (エンターテイナー) |
お互いの異なる性質を補い合える関係性です。ESFP(エンターテイナー)の持ち前の明るさと社交性は、1人で淡々と行動しがちなINTP(論理学者)に、新鮮な刺激と喜びを与えてくれます◎ |
ENTP (討論者) |
議論や問題解決に積極的に取り組むENTP(討論者)は、INTP(論理学者)と論理的な考え方や新しいアイデアを共有し、お互いを刺激し合う関係性が築けます!INTP(論理学者)の慎重すぎる性格も補完してくれます。 |
INTP(論理学者)と仕事で相性が悪いタイプ
人間には相性の良い人もいれば悪い人もいます。
そのため、実はINTP(論理学者)には相性が悪いタイプも存在しています。
MBTI | 特徴 |
---|---|
ESFJ (領事官) |
ESFJ(領事官)は、感情的な調和や周囲の人々への配慮を重視する傾向がありますが、INTP(論理学者)は、論理的な判断を優先し、感情的な側面にはあまり関心を示さない傾向があります。そのため、不満や誤解が生じやすいでしょう。 |
ESTJ (幹部) |
ESTJ(幹部)は、秩序と効率を重視し、明確な規則や組織的な管理を好む傾向がありますが、INTP(論理学者)は、自由と柔軟性を求め、既存の枠組みにとらわれない思考を好むため、両者の間では意見の衝突が起こりやすいです。 |
その他のタイプとINTP(論理学者)との仕事相性一覧
相性の良いタイプと悪いタイプは理解できましたか?
他のMBTIタイプとの相性もまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
MBTI | 特徴 |
---|---|
INTJ (建築家) |
深い議論を通じて互いに刺激し合い、尊敬し合える関係です◎ただし、どちらも譲らない性格のため、意見がぶつかると議論が激しくなることがあります。 |
INTP (論理学者) |
同じタイプ同士だと考えが一致しやすく、計画や進行はスムーズに進むでしょう。しかし、お互いに居心地が良いため、外部の声に耳を傾けにくくなり、柔軟性を欠く場合もあります。 |
INFJ (提唱者) |
どちらも内向的で思慮深く、直感と論理で深く理解し合える関係性です。しかし、感情と客観性の違いから意見の食い違いが生じることもあるでしょう。 |
INFP (仲介者) |
INFP(仲介者)の豊かな感情表現は、INTP(論理学者)に新しい視点を与えるでしょう。お互いに内向的で深く考える性格なので、内面を理解し合い、深い話を共有できます。 |
ENFJ (主人公) |
ENFJ(主人公)の人間関係を大切にする姿勢は、INTP(論理学者)の論理的思考と相性が良いです。しかし、お互い性格が正反対なため、ときに衝突することもあるでしょう。 |
ENFP (広報運動家) |
お互いに新しい発想に惹かれ、創造性豊かな会話が楽しめます。ENFP(広報運動家)の社交性は、INTP(論理学者)の内向的な部分をうまくカバーし、補完してくれるでしょう。 |
ISTJ (管理者) |
どちらも合理的な考え方を大切にするため、物事の捉え方が似ています。しかし、ISTJ(管理者)の伝統を重んじる考え方と、INTP(論理学者)の新しいものを求める考え方がぶつかることがあります。 |
ISFJ (擁護者) |
互いに自分の短所が相手の長所に近いため、尊敬し合える関係性が構築できます。役割を分担することでより良い協力体制を築き、互いの強みを最大限に活かすことが可能です。 |
ISTP (巨匠) |
両者とも具体的な解決策を好むため、問題解決に向けて協力できます。ただし、ISTP(巨匠)の迅速な決断力とINTP(論理学者)の熟考する姿勢が対立を生む可能性もあります。 |
ESTP (起業家) |
現実的な行動を重視する者同士、お互いのやり方に共感しやすいです。ただし、ESTP(起業家)は即断即決タイプなので、慎重なINTP(論理学者)とは対立することがあります。 |
ISFP (冒険家) |
どちらも自分らしさを表現することを重視しており、互いの考え方に新しい発見をもたらします。しかし、ISFP(冒険家)の感情的な変化にINTP(論理学者)がついていけず、誤解が生まれやすいでしょう。 |
INTP(論理学者)の恋愛の傾向や特徴
ここからは、INTP(論理学者)の恋愛傾向や特徴について、男女別に解説していきます。
仕事も恋愛も、どちらも人間関係を構築し維持していく上で重要な要素であり、成功するためには共通のスキルや心構えが求められます。
そのため、恋愛の傾向を知ることで、仕事の場面でも活かせるヒントがたくさん見つかるでしょう◎
女性の場合
INTP(論理学者)の女性は、仕事と同様恋愛においても理論的で冷静な傾向が見られます。
感情的な駆け引きやロマンティックな展開よりも、ともに切磋琢磨し合える関係性を重視するでしょう。
自分の時間や空間も大切にしているため、依存した関係性よりも自立した関係性を好みます。
また、感情をストレートに表現することが苦手なので、相手に対して控えめな態度を取ることが多いですが、大切なことは言葉にしないと伝わりません!
直接的な表現が恥ずかしいときはさりげないサポートを通じて、きちんと好意を示すようにしましょう。
男性の場合
INTP(論理学者)の男性は、独創的かつ思考的な視点を持っており、仕事も恋愛も型にハマらない自分だけのスタイルを持っています。
感情に流されることがないため、冷静に相手との関係性を考えることができるでしょう◎
恋愛中でも、適切な距離感を保つことを意識しています。
またINTP(論理学者)の男性も女性と同様感情を素直に表現するのが苦手です。
しかし、内に秘めた思いをさりげなく行動に移すことはできるので、少しづつアプローチしてみましょう。
長期的な視点でパートナーシップを築こうとするため、一途な人が多い傾向にあります。
INTP(論理学者)の日本人の割合
MBTIの統計によると、INTP(論理学者)の日本人の割合はおよそ『7.19%』となっています。
一見もの静かに見えますが、内なる独創性や好奇心を秘めているところが、日本人の国民性に合っており、日本では3番目に割合の高いMBTIに位置しています。
INTP-T | INTP-A |
---|---|
4.52% | 2.67% |
まとめ
今回は、INTP(論理学者)の性格や特徴、向いている&向いていない職業まで詳しくご紹介しました◎
INTP(論理学者)は、常に新しいアイデアを求め、固定観念にとらわれずに物事を深く掘り下げて考えることを得意とします。
その思考力と分析力は、複雑な課題をスマートに解決へと導き、周囲から「この人なら難題もクリアできる」と頼られる存在になるでしょう!
しかし、他者の感情に気づきにくく、「気遣いが足りない」と誤解されることもあるため、ときには自身の思考の海から浮上して、周りを気にすることも大切です。
INTP(論理学者)の強みである論理的思考力と問題解決能力に、円滑なコミュニケーション能力が加われば、チームにとってかけがえのない存在として、より一層活躍できるでしょう。