介護事務は資格が必要?おすすめの資格や仕事内容を解説
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「介護事務として働くには資格が必要なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
介護事務は、資格がなくても始められる仕事です。
ただし、資格を取得しておくことで、就職・転職時のアピールにつながったり、知識を仕事に活かせたりするといったメリットがあります。
この記事では、介護事務に資格が必要なのかをはじめ、おすすめの資格や勉強方法、資格を活かせる主な仕事内容についてわかりやすく解説します。
介護事務の仕事に興味がある方や、資格を取得すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
介護事務は資格なしでも働ける?
介護事務として働くために、必須となる資格はありません。
ただし、介護事務の仕事では、介護保険制度や介護報酬請求(レセプト作成)などの専門知識が求められるため、資格があれば就職・転職時のアピールや実務への備えにつながります。
特に、未経験から介護事務を目指す方は、資格取得を検討してみてもよいでしょう。
介護事務に必須の国家資格はない
介護事務は、医師や介護福祉士のように、特定の国家資格がなければ就けない仕事ではありません。
資格の有無を問わない求人もあるため、これまで介護業界で働いたことがない方でも挑戦しやすいのが特徴です。
ただし、求人によっては介護事務に関する資格や実務経験、パソコンスキルなどが応募条件に含まれる場合があります。
気になる求人を見つけたら、募集要項の『応募資格』や『歓迎条件』を確認しておきましょう。
資格を取得すると就職や実務に役立つ
介護事務の資格を取得していると、介護保険制度や介護報酬請求など、業務に必要な基礎知識を身につけていることをアピールできます。
また、事前に専門用語や仕事の流れを学んでおけば、採用後に業務内容を理解しやすくなる点もメリットです。
介護事務の資格は必須ではありませんが、就職・転職に備えたい方や、必要な知識を基礎から身につけたい方は、取得を検討してみるとよいでしょう。
介護事務で役立つ資格4選
介護事務に役立つ資格には複数の種類があり、学べる内容や試験形式、受験方法などが異なります。
資格取得を通して、介護保険制度や介護報酬請求など、実務に必要な知識を身につけられるのがメリットです。
ここでは、介護事務で役立つ資格を4つ紹介しますので、それぞれの特徴を比較し、自分に合った資格を見つける参考にしてください。
介護事務管理士
介護事務管理士は、介護保険制度や介護報酬の計算、レセプトの作成・点検など、介護事務に必要な知識やスキルを証明できる資格です。
介護事務に関する代表的な資格の一つで、未経験から介護事務の仕事を目指す方にも適しています。
試験は、法規や介護請求事務などの知識を問う学科試験と、レセプトの点検を行う実技試験で構成されています。
受験方法は、インターネット試験と在宅試験(紙試験)の2種類から選択可能です。
合格基準は、インターネット試験では学科・実技の総合得点が70%以上、在宅試験(紙試験)では学科・実技それぞれ60%以上、かつ総合得点が80%以上となっています。
参考:JSMA 技能認定振興協会「介護事務管理士®技能認定試験 」(参照:2026-07-27)
ケアクラーク
ケアクラークは、介護報酬請求の知識だけでなく、利用者への対応や介護・福祉に関する幅広い知識を身につけられる資格です。
介護施設での実務を想定した内容が多く、現場で役立つスキルを学びたい方に向いています。
試験は、介護事務の知識を問う学科試験と、介護保険請求実務や介護給付費請求額計算、要介護報酬明細書の作成を行う実技試験で構成されています。
受験方法は、試験官による監視があるインターネット試験(IBT方式)です。
合格基準は、学科試験・実技試験ともに得点率70%以上となっています。
参考:日本医療教育財団「試験概要|ケアクラーク技能認定試験(ケアクラーク®)」(参照:2026-07-27)
介護報酬請求事務技能検定試験
介護報酬請求事務技能検定試験は、介護保険制度や介護報酬請求に関する実務知識・技能を証明できる資格です。
全国の専門学校や国の教育訓練給付制度の指定講座で取得を目指せる資格であり、介護事務の実務に役立つ資格として広く知られています。
試験は、正誤問題25問の学科試験と、介護給付費明細書の作成2問・穴埋め1問の実技試験で構成されています。
受験方法は自宅受験です。
合格基準は、総得点70%以上を基準として、問題の難易度を考慮して補正した点数以上を取得することが求められます。
参考:日本医療事務協会「介護報酬請求事務技能検定試験とは?」(参照:2026-07-27)
介護事務認定実務者
介護事務認定実務者は、介護保険制度や介護報酬請求など、介護事務に必要な基礎知識を幅広く学べる資格です。
未経験から介護事務を目指し、基礎からしっかり身につけたい方に向いています。
試験は、介護保険制度・介護給付・介護報酬算定・介護給付費明細書に関する知識を問う学科試験と、介護給付費明細書を作成する実技試験で構成されています。
受験方法は、在宅受験と会場受験の2種類から選択可能です。
合格基準は、学科試験・実技試験それぞれの正答率が6割以上となっています。
また、合格率はおおむね60〜80%程度とされており、比較的取得しやすい資格といえます。
参考:全国医療福祉教育協会「介護事務認定実務者(R)試験とは?」(参照:2026-07-27)
介護事務に関連する資格の勉強方法
介護事務に関する資格は、未経験からでも取得を目指せます。
そして、合格を目指すには、資格ごとの出題範囲や試験内容を確認し、自分に合った方法で計画的に勉強することが大切です。
勉強方法には、独学・通信講座・スクールなどがあり、それぞれ費用や学習スタイル、サポート体制が異なります。
ここでは、介護事務の資格取得に向けた3つの勉強方法について解説します。
市販教材を使って独学で学ぶ
介護事務の資格取得にかかる費用をできるだけ抑えたい方には、市販教材を使用し独学で勉強する方法があります。
通信講座やスクールに比べて費用を抑えやすく、自分のペースで学習を進められる点がメリットです。
ただし、学習計画を立てたり、わからないことを自分で調べたりする必要があるため、自主的に勉強を続けられる方に向いています。
教材を選ぶ際は、受験する資格の出題範囲に対応しているか確認し、1冊を繰り返し学習すると知識を定着させやすくなります。
通信講座で自宅学習する
独学での勉強に不安がある方には、通信講座を利用して自宅で学習する方法がおすすめです。
通信講座では、テキストや動画教材を用いて学習を進めながら、質問対応や添削などのサポートを受けられます。
講師の解説を受けながら学べるため、介護保険制度や介護報酬の仕組みなど、独学では難しく感じやすい内容を理解しやすい点もメリットです。
通学する必要がないため、仕事や家事と両立しながら、自分のペースで介護事務の資格取得を目指したい方にも向いています。
スクールに通って学ぶ
独学や通信講座での学習に不安がある方は、スクールに通うという選択肢もあります。
スクールでは、講師から直接指導を受けながら、介護保険制度や介護報酬請求など試験や実務に必要な知識を学べます。
また、わからないことをその場で質問できるため、疑問を解消しながら学習を進めやすい点もメリットです。
費用よりも学習環境を重視したい方や、対面で指導を受けながら着実に知識を身につけたい方に向いています。
資格を活かせる介護事務の仕事内容
介護事務に役立つ資格の取得を検討するなかで、「介護事務は具体的にどのような仕事をするの?」と気になる方もいるでしょう。
ここでは、介護事務の代表的な仕事内容と、資格で学んだ知識をどのように活かせるのかについて解説します。
介護報酬の請求業務
介護事務の代表的な仕事の一つが、介護報酬の請求業務です。
介護サービスを提供した事業所では、利用者が受けたサービス内容をもとに介護報酬を計算し、介護給付費明細書(レセプト)を作成して、主に国民健康保険団体連合会へ請求します。
介護事務は、サービス内容や請求情報の入力、レセプトの作成・点検などを担当します。
介護報酬を正しく請求するためには専門的な知識が必要となるため、資格取得を通して学んだ介護保険制度や報酬算定の知識を活かしやすいといえるでしょう。
受付対応や書類作成
受付対応や書類作成も、介護事務の大切な仕事です。
介護事務は、利用者やその家族、ケアマネジャーなど、介護施設を訪れるさまざまな方の来客対応や電話対応を行います。
また、契約書類の作成や利用者情報の入力・管理など、パソコンを使った事務作業を担当することもあります。
施設の窓口として相手に寄り添った丁寧な対応が求められるほか、書類やデータを正確に扱う事務処理能力も必要となるでしょう。
介護職員やケアマネジャーのサポート
介護事務は、介護職員やケアマネジャーをサポートする役割も担います。
書類の準備やデータ入力、連絡調整などを行い、介護職員やケアマネジャーが業務に専念できるよう支えます。
また、介護現場の状況を把握しながら、職員同士の連携をサポートすることも大切な仕事です。
介護事務は、施設や事業所の円滑な運営を支える重要な存在といえるでしょう。
未経験から介護事務を目指すときのポイント
ここでは、未経験から介護事務を目指す方が押さえておきたいポイントを紹介します。
資格取得に向けて必要な知識を身につけるほか、資格取得をサポートしてくれる職場を探すのも一つの方法です。
自分に合った方法で、就職・転職に向けた準備を進めていきましょう。
パソコン操作や介護保険の基礎を身につける
未経験から介護事務を目指す場合、パソコン操作や介護保険制度に関する基礎を身につけておくと安心です。
介護事務の仕事では、WordやExcelを使った書類作成やデータ入力に加え、介護保険制度に関する知識も必要になります。
あらかじめ基本的なパソコン操作や介護保険制度を学んでおくと、業務内容を理解しやすくなり、スムーズに仕事を覚えられるでしょう。
資格取得支援のある求人を探す
未経験から介護事務に挑戦する際は、資格取得支援制度のある求人を探すのも一つの方法です。
職場によっては、資格取得にかかる受講料や受験料を補助してもらえる場合があり、費用の負担を抑えながらスキルアップを目指せます。
また、研修制度が充実している職場であれば、実務を経験しながら介護事務に必要な知識やスキルを身につけられるでしょう。
求人を探す際は、資格取得支援や研修制度の内容、利用条件などを確認し、働きながら成長できる職場を選ぶことをおすすめします。
介護事務の資格に関するよくある質問
最後に、介護事務の資格に関するよくある質問を紹介します。
資格の選び方や取得するメリット、ブランクがある場合の不安など、介護事務を目指す方が抱えやすい疑問をまとめました。
資格取得や就職・転職活動で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
Q.自分に合う資格の選び方は?
A.介護事務の資格は、取得する目的や身につけたい知識に合わせて選ぶことが大切です。
目的や将来の働き方によって、以下のような選択肢があります。
就職に備えて基礎から学びたい:介護事務管理士、介護事務認定実務者
実務で役立つ幅広い知識を身につけたい:ケアクラーク
介護報酬請求の知識を深めたい:介護報酬請求事務技能検定試験
資格ごとに学べる内容や難易度、特徴は異なります。
「何を学びたいのか」「将来どのように働きたいか」を整理したうえで、自分の目的に合った資格を検討しましょう。
Q.資格を取得しても意味がないって本当?
A.介護事務の資格は、取得しても意味がないわけではありません。
資格を持っているからといって必ず採用されるわけではありませんが、介護保険制度や介護報酬請求などの基礎知識があることをアピールできるため、選考でプラスに評価される可能性があります。
特に未経験の場合は、資格が介護事務について学んだ意欲や知識を示す材料となり、就職・転職活動にも役立つでしょう。
また、資格取得を通して身につけた知識は、採用後の業務を理解するうえでも役立ちます。
Q.ブランクがあっても介護事務の資格は活かせる?
A.ブランクがある方でも、介護事務の資格やこれまでの経験を活かして働くことは可能です。
介護事務には、正社員だけでなくパートやアルバイトなどさまざまな働き方があり、ブランクのある方を歓迎する求人もあります。
また、資格を持っていれば、ブランクがあっても介護保険制度や介護報酬請求に関する基礎知識があることをアピールできます。
ただし、介護保険制度は法改正で内容が変わる場合があるため、復職を目指す際は最新の制度や情報を学び直しておくことが大切です。
まとめ|介護事務の資格を取得して就職に活かそう
本記事では、介護事務に資格が必要なのかをはじめ、役立つ資格や勉強方法、資格を活かせる仕事内容について詳しく解説しました。
介護事務は必須となる国家資格がないため、未経験・無資格からでも目指せます。
資格を取得すれば、介護保険制度や介護報酬請求などの知識を身につけられ、就職・転職活動でのアピールや採用後の実務にも役立ちます。
資格を選ぶ際は、学べる内容や難易度、受験方法などを比較し、自分の目的に合っているかを確認しましょう。
介護事務への就職・転職を考えている方は、希望する働き方や求人の応募条件も確認しながら、自分に合った資格の取得を検討してみてください。
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