「楽に稼げる」はウソ！？闇バイトの見分け方と危険な隠語について解説！

「楽してたくさん稼げる！」そんな甘い言葉に惹かれて応募したら、実は『闇バイト』だった……このような話を聞いたことはありませんか？

最近、SNSを中心に高収入バイトの募集が増えていますが、その中には犯罪に加担する『闇バイト』も存在します。
何も知らずに応募してしまい、逮捕されるケースもあるため、このようなバイトには絶対に関わってはいけません！

今回は『闇バイト』について、見分け方や特徴、どんな危険があるのか、どうして若い人が狙われるのかなどをわかりやすく解説します。
うっかり犯罪者にならないためにも、ぜひ最後まで読んでくださいね！

最近よく聞く「闇バイト」とは？

「楽に稼げる！」「即日高収入！」などの甘い言葉に誘われて、知らず知らずのうちに応募してしまう可能性がある『闇バイト』。

その実態は犯罪行為に加担させられる恐れがある危険なものです。
闇バイトはSNS上で募集されることが多く、気がつくと犯罪に巻き込まれていたといったケースが増えています。

ここでは、闇バイトの危険性と、なぜ若者が狙われるのかについて詳しく解説します！

闇バイトに応募する危険性

「簡単な作業をするだけ」「お金を運ぶだけ」と言われると、気軽なアルバイトのように思えますよね。
でも、実はそれが犯罪につながることもあるのです。

なかには「荷物の受け渡しだけ」と言われていた仕事が、実は詐欺や窃盗、危ない薬を運ぶことだった……なんてケースもあります。
このような場合でも「知らなかった」では済まされず、未成年でも責任を問われる可能性があります。

なお、一度でも逮捕されてしまったら、その後の進学や就職に大きな影響が出ることは避けられません。
そして、犯罪者として扱われるような危険なことをさせられたにも関わらず、約束したお金が支払われなかったり「逃げたら家族にバラすぞ！」と脅されたりするケースもあります。

闇バイトは一回でも関わると、簡単には抜け出せない場合も多いため、応募しないように注意してくださいね。

若者が闇バイトに狙われる理由

闇バイトは、10代や20代の若い人がターゲットになりやすいです。
その理由のひとつが、SNSで簡単に募集を見つけられることにあります。

X（旧Twitter）、Instagram、LINEのオープンチャットなどで「高収入のバイトあります！」といった投稿を見かけたことはありませんか？
また、匿名のアカウントから直接メッセージが届くこともあり、うっかり応募してしまう人が多いのが現実です。

そして「楽に稼ぎたい！」という気持ちを狙われやすい点も、若者がターゲットになりやすい理由のひとつです。
学費やスマホ代、遊びのためのお金が欲しいなと思っているところに『即金』『誰でもできる』という言葉が目に入ると、つい惹かれてしまいますよね。

さらに、若者は社会経験が少ない点も狙われやすさに影響します。
「これって本当に危ないの？」「みんなやってるし大丈夫かな」などと深く考えずに応募してしまうことも考えられますが、少しでも怪しいと思ったら絶対に応募しないことが大切です！

知っておこう！闇バイトで使われる危険な隠語

犯罪組織は『隠語』を使って、一見普通のバイトのように見せかけることがあります。
『闇バイトに使われる危険な隠語』を知っておくことで、怪しい求人を見分けられるようになりますよ！

ここでは、犯罪に直結する隠語や気づきにくい危険な言葉について解説します。

犯罪実行時に使用される隠語

闇バイトに応募すると、知らないうちに『犯罪の実行役』にされてしまうことがあります。
そんな危険な仕事を一般のバイトに見せかけるために、犯罪グループは隠語を使います。

以下のようなワードが使われていたら、絶対に応募してはいけません！

これらの隠語が使われている求人は、犯罪に関係している可能性が高いです。
どんなに高額報酬が提示されていても、絶対に応募しないようにしてください。

また『リスクなし』『絶対に捕まらない』『詳しくはDMで』といった不自然に安心であることを強調する言葉が使われている場合も注意が必要です。

意外と気づかれにくい隠語

一見すると普通のバイトのように見えますが、実は犯罪の手助けをしてしまうケースもあります。
以下のようなワードは要注意ですよ！

また、動物や家電の名前を使った隠語もあるため、こうしたワードが出てきたら「なんか怪しいかも？」と疑うことが大切です。

このような日常的に使う言葉の中にも危険が隠されているため、少しでも「なんか変かも？」と思ったら、信頼できる人に相談するのもひとつです。

こんなバイトは注意！闇バイトの種類一覧

闇バイトはSNSや掲示板で募集されることが多く、普通のアルバイトのように見せかけているため、気づかずに応募してしまう場合もあります。
特に『高額報酬』や 『簡単な作業』といった文言で募集されている仕事は、犯罪組織の罠にはまる危険があるため要注意です！

とはいえ、実際にどんなことをさせられるのかがわからないと、闇バイトの危険性がイメージしにくいと思います。
ここでは、代表的な闇バイトを5つご紹介します。危険性もあわせてチェックしてください。

運び屋（運搬系）

『荷物を運ぶだけ』『指定の場所まで届けるだけ』といった求人は、一見すると簡単な仕事に見えますよね。
でも、実際は危険な犯罪に関わる可能性があります。

運び屋とは、違法薬物や不正に得た現金、偽造品などを運ぶ闇バイトで、飛行機や新幹線を使って移動する場合も多いです。
依頼主から荷物を受け取り、指定された場所まで運ぶだけの作業ですが、運ぶ物の中身が犯罪に関係するものだった場合、自身も犯罪者として扱われて重罪になる可能性も考えられます。

例えば『書類運搬の仕事』と言われて運んだものが、実際には違法な契約書や詐欺に使うアイテムだった……なんてケースも。
荷物の中身を知らなくても罪に問われるため『運ぶだけ』『移動だけ』という言葉には要注意です！

出し子・受け子・掛け子（かけ子）

ニュースでもよく聞く『オレオレ詐欺』や『特殊詐欺』。
こうした犯罪は、詐欺グループによって役割分担がされていて、その実行役を『掛け子（かけ子）』『受け子』『出し子』などと呼びます。

どの役割も『電話をかけるだけ』『荷物を受け取るだけ』と簡単そうに見えますが、重大な犯罪にメインで関わることになります。
犯罪であることが発覚すれば逮捕されるのはもちろん、前科がついて進学や就職にも大きく影響してしまいます。

出会い系・チャットアプリの「サクラ」バイト

「スマホだけでOK！」「在宅で稼げる！」といった求人は、出会い系サイトやチャットアプリで、ユーザーを騙して課金させる闇バイトの可能性があります。

サクラの仕事は『誰かと会話をするだけ』と思われがちですが、その目的は相手に有料メッセージを使わせたり課金させたりすることです。
実際の出会いが成立するわけではなく、利用者が課金を続けるように誘導することが主な仕事になります。
このような仕事でも詐欺の手助けをしているとみなされることがあり、場合によっては詐欺罪に問われる可能性もあります。

「楽そうだからやってみようかな」と気軽にはじめられますが、トラブルに巻き込まれるリスクもあるため、サクラの仕事には絶対に関わらないことが大切です。

口座・携帯の名義貸し

「銀行口座を売れば高額報酬！」「携帯の契約だけでお金がもらえる！」といった求人も要注意です！
自分の名義で作った銀行口座やスマホを他人に譲る行為は違法であり、犯罪に加担してしまう可能性があります。

例えば、自分名義の口座を売って、その口座が詐欺の送金先として使われた場合『詐欺幇助（犯罪を手助けした）』という扱いになり、逮捕される場合があります。
また、一度でも口座を売ってしまうと、銀行で新しい口座を作れなくなる場合もあるため、生活への影響が大きいです。

携帯電話も同じで、自分が契約したスマホを他人に譲ると、詐欺グループの連絡手段として使われることがあります。
さらに、その契約したスマホの料金を請求されるといった、お金のトラブルに巻き込まれる可能性も考えられます。

「口座を売るだけ」「スマホを契約するだけ」といった言葉には、決して騙されないようにしましょう！

転売・買い占め代行

「人気のアイテムを買うだけで報酬GET！」「買い占め代行で簡単に稼げる！」といった転売・買い占めのバイトも違法行為につながる危険性があります。
転売は、チケットや限定商品などを大量に買い占めて、定価よりも高い値段で売るというものです。

このような行為は、転売禁止違反に該当する可能性があり、知らないうちに犯罪に加担してしまう恐れがあります。
そして『転売目的の詐欺』に巻き込まれるケースも考えられます。

例えば「買った商品を送るだけ」と言われたのに、発送しても報酬が支払われなかったり、詐欺の片棒を担がされたりする場合があります。
さらに、転売禁止のチケットや限定品を転売すると、法的なトラブルに発展する可能性が高いです。

「ただ買うだけなら大丈夫」と思いがちですが、こうしたバイトに関わると、知らないうちに違法な転売行為に加担してしまうこともあるため注意してください。

闇バイトの見分け方と特徴

「高収入！」「誰でもできる！」「簡単な仕事！」と聞くと、気軽に応募したくなるかもしれません。
でも、その求人は本当に安全といえるでしょうか？

一見すると、一般的なアルバイトのように見えても、実際は犯罪に関与する危険な仕事の可能性があります。
特に『連絡手段がSNSのみ』『異常に高い給料』『性別が限定されている』『会社情報があいまい』などの特徴がある場合は要注意！

闇バイトかどうかをしっかりと見極めて、安全な仕事を選びましょう！

連絡手段がSNSのみである

「応募はDMで」「詳しくはLINEで」「連絡は専用アプリを使います」など、バイトの連絡手段がSNSや匿名アプリのみという場合は要注意です。
一般的な企業や店舗の求人では、会社の公式メールアドレスや電話番号がきちんと記載されているのが普通です。

一方で、闇バイトの場合、SNSや匿名アプリでしかやり取りできないケースが多く、応募者の個人情報を得て逃げられないようにする仕組みになっています。
応募後に「詳しい指示はTelegram（匿名アプリ）で送る」「X（旧Twitter）やInstagramのDMだけで連絡する」と言われることがあれば、怪しい求人の可能性が高いです。
特に、メッセージが一定期間で消える機能を使用している場合は、証拠を残さずに犯罪へと誘導される危険性があります。

SNSや匿名アプリしか連絡手段がない求人には応募しないようにしてくださいね！

給料・報酬が明らかに高い

「未経験OK！1日で10万円！」「簡単作業で即高収入！」といった魅力的な求人を見かけることもあると思います。
しかし、現実には短時間の仕事で高額な報酬を得られるバイトは存在しないと考えておいて間違いありません！

一般的なアルバイトの平均時給は1,200円前後とされています。

『時給1万円以上』『1日数時間で10万円以上』などと書かれている求人は、怪しい仕事の可能性がかなり高いため注意が必要です。
特に『即日払い』『ノーリスク』『誰でもできる』という言葉が並んでいる場合は注意しましょう！

応募条件に「女性のみ」「男性のみ」の記載がある

『女性限定』『10代女性歓迎』『男性のみの特別業務』など、性別や年齢を不自然に限定する募集は危険な仕事の可能性があります。
一般的に求人募集をする際は、男女雇用機会均等法に基づいて性別や年齢を限定することは禁止されています。

『女性限定＝売春や危険な接客業』『男性のみ＝強盗や運び屋』など、闇バイトの世界では性別が限定された犯罪につながるバイトがあるため注意が必要です。
特に『未経験歓迎』『顔写真不要』『審査なし』と書かれている場合は、どんな仕事内容なのかをきちんと確認しましょう！

会社情報・仕事内容が曖昧で詳細がわからない

「簡単な作業です！」「詳細は面談で！」「すぐにスタートできます！」など、あいまいな表現が使われている求人も要注意です。
会社の情報が不明確だったり、仕事内容が具体的に書かれていなかったりする場合は、危険なバイトを疑いましょう。
一般的な求人では、会社の所在地や仕事内容が細かく説明されているのが普通です。

一方で、闇バイトの場合は『荷物を受け取るだけ』『ある場所へ行くだけ』『調査業務』など、あいまいな内容で募集されていることがあります。

『会社の正式な住所や代表者が書かれていない』『求人ページに会社情報がなく、やり取りはDMのみ』といった場合は、いつも以上に慎重に求人内容を確認しましょう！
また、応募する前に、その会社が本当に存在するかを調べることも大切です◎

こんなバイトは怪しい！闇バイトクイズ

闇バイトは、普通のアルバイトに見せかけて犯罪に加担させるケースが多いため、危険なバイトではないかを事前に見極める力が必要です。
ここからは、クイズ形式で怪しいバイトの特徴をご紹介します。ここで闇バイトを見分けるコツをしっかりと身につけましょう♪

Q.1：次のうち、「闇バイト」の可能性が高い求人はどれ？

3つの求人を見比べて、一番怪しいものを選んでみましょう！

こちらの正解はBです！

『簡単』『移動だけ』『日給5万円』『履歴書不要』など、具体的な仕事内容を明記せず、高収入であることを強調している求人は要注意です！
実際には詐欺の現金回収や違法薬物の運搬など、犯罪に関わる闇バイトの可能性があります。

求人で最も注意すべきポイントは『不自然な高額報酬』です。
一般的なアルバイトよりも異常に高い給与は、危険な仕事の可能性が高いため注意しましょう！

Q.2：次のうち、「闇バイト」で使われる可能性がある隠語はどれ？

怪しい仕事の募集では、普通の単語のように見せかけた『隠語』が使われることもあります。
次の中で、危ない隠語はどれでしょう？

こちらの正解はAです！

『出し子』とは、特殊詐欺で騙し取ったお金をATMで引き出して回収する役割の隠語です。
一見すると『ATMで現金を引き出すだけの簡単な仕事』に思えますが、実際には詐欺グループの一員にされてしまう可能性があります。

また、BやCのように『普通の仕事っぽいワード』でも、内容があいまいであれば注意が必要です。
『実際に何をするのか分からない』求人には、絶対に応募しないようにしましょう！

闇バイトの応募はNG！安全なバイトを探す方法

これまで、闇バイトの危険性や見分け方について解説してきました。
でも、どうすれば『安心して働けるバイト』を探せるのでしょうか？

最後に、信頼できる仕事を見つけるための3つのポイントをご紹介します！

信頼性の高い公式サイトを利用する

安全なバイトを探す際は『信頼性の高い公式サイト』を利用することがおすすめです。
アルバイト情報サイトや企業の採用ページであれば、怪しい求人が掲載されにくいため安心して仕事を探せます。

SNSや掲示板には、普通の求人に見せかけた闇バイトが紛れている場合があるため、できるだけ信頼できる情報源を使うことが大切です。

「SNSで見つけたバイトだから大丈夫」と思い込まないで、応募前に本当に安全かどうかをチェックする習慣をつけましょう♪

仕事内容や会社情報をしっかり確認する

怪しいバイトに巻き込まれないためには、応募前に会社の情報をよく調べることが重要です◎

面接の前に会社の所在地や運営元をインターネットで検索したり、公式サイトがあるかをチェックしたりしておきましょう。
『会社の住所が不明』『連絡はSNSのみ』『仕事の詳細は面談で説明』など、あいまいな情報が多い場合は要注意です！

信頼できる会社なら、しっかりと情報を公開しています。
あいまいな情報しか掲載していない求人には応募しないようにしましょう！

不安なときは警察や相談機関に相談する

もし「このバイト、怪しいかも……」と思ったときは、迷わず警察や相談機関に相談しましょう！
専門の機関に相談すれば、闇バイトに巻き込まれる前に早い段階で危険を回避できます。

すでに応募してしまった場合でも、焦らずに相談することが大切です◎

【相談先一覧（状況別）】

「もしかして犯罪に巻き込まれるかも？」と思ったときは、一人で抱え込まずに相談しましょう！

まとめ

「簡単に高収入！」「未経験でも即日OK！」といった言葉につられて応募すると、実は犯罪に加担する危険なバイトだった……なんてことがあります。
闇バイトへの勧誘は、日常のあらゆる場面に潜んでいるため、少しでも怪しいと感じたら慎重になることが大切です！
バイト探しをするときは、必ず信頼できる求人サイトを利用しましょう◎

『バイトな女子』では安心して働ける求人だけを厳選して掲載しているため、誤って危険な仕事に応募してしまうリスクを減らせます♪
信頼できる求人サイトで会社の情報をチェックして、仕事内容があいまいな求人には近づかないようにしてくださいね！

▼安心して働ける場所がきっと見つかる！▼