高校生はバイトで月いくら稼げる?平均月収とおすすめのバイトをご紹介!
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高校生になり、アルバイトを始めようと考えている方も多いのではないでしょうか?
「せっかく働くのなら、たくさん稼ぎたい」
そうお思いの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、高校生のアルバイト事情から時給が高いおすすめのアルバイト、平均月収に関するQ&Aまでご紹介します!
ぜひ、参考にしてみてください。
高校生のバイト事情とは?
高校生のアルバイト事情は、学業や部活動との両立を前提としつつ、近年では目的や働き方に多様な変化が見られています。
アルバイトをする目的
■ 趣味のため
昨今増えている「推し活」をはじめ「ファッション・コスメ」「音楽」など、自分の好きなことにお金を使う目的でアルバイトをする高校生が増えています。
■ 貯金のため
将来の学費や免許取得、まとまった買い物のためなど、具体的な目標に向けて貯蓄を行う高校生も多くいます。
■ 社会経験を積むため
将来のキャリアを見据え、アルバイトを通じて正しい言葉遣いを身につけたり、異なる世代と関わったりすることを目的とする高校生もいます。
シフトや働き方の傾向
■ シフト日数
週3日が最も多く、次いで週2日、週4日と続きます。
学業や部活との両立を重視する傾向が見られます。
■ シフト時間
1日あたり4時間程度が最も多く、次いで3時間程度働く高校生が多いようです。
また、アルバイトをしている曜日については「土曜日」が最も多く、次いで「日曜日」が続きます。
参考:株式会社マイナビ「高校生のアルバイト調査(2025年)」
さらに、高校生には下記のような労働時間・時間帯に関する法的制限も設けられています。
■ 労働時間の上限
高校生(18歳未満)の労働時間は、1日8時間以内・週40時間以内と労働基準法で定められており、この上限を超える時間外労働は原則禁止されています。
■ 深夜労働の禁止
22時から翌朝5時までの深夜労働は原則禁止されています。(一部例外業種あり)
18歳になると、高校生であってもこれらの労働時間の制限や深夜労働の禁止はなくなりますが、アルバイト先によっては独自のルールを定めている場合もあるため、しっかり確認しましょう◎
高校生のバイト代平均月収はどのくらい?
株式会社マイナビが実施した『高校生のアルバイト調査(2025年)』によると、高校生の1か月あたりのアルバイト収入は、平均44,881円という結果になりました。
この金額は、2023年および2024年の調査結果と比べても大きな変動がなく、高校生のアルバイト月収が安定して推移していることを示しています。
これは、景気変動や社会情勢の影響を受けつつも、高校生がコンスタントにアルバイトに従事し、一定の収入を得ている状況を反映しているとも考えられるでしょう◎
参考:株式会社マイナビ「高校生のアルバイト調査(2025年)」
稼ぎたい額に合わせたシフトの組み方
ここからは、稼ぎたい額に合わせたシフトの組み方についてご紹介していきます。
アルバイトで効率的に収入を得るためには、闇雲にシフトを入れるのではなく、目標とする収入額から逆算して、具体的な働き方を計画することが重要です!
月3万円稼ぎたい場合のシフト例
月3万円を目標にする場合、あなたのライフスタイルに合わせて平日中心に働くか、週末中心に働くかでシフトの組み方が変わってきます。
ここでは、時給1,000円を想定した具体的なシフト例をご紹介します。
■ 平日中心で稼ぐ場合
学業や部活動など、週末に予定がある場合は平日を有効活用することがおすすめです。
時給1,000円 × 1日3時間 × 週3回(月12回) = 月36,000円
この働き方であれば、1日あたり3時間、週に3日の勤務で目標の3万円をクリアできます。
放課後や授業がない日に短時間で効率よく働けるため、無理なく学業と両立できるでしょう◎
■ 週末中心で稼ぐ場合
平日はまとまった時間が取れない場合や、週末に集中して稼ぎたい場合は、土日を活用しましょう。
時給1,000円 × 1日4時間 × 週2回(月8回) = 月32,000円
このシフトであれば、1日あたり4時間、週に2日の勤務で月3万円を超えることができます。
週末にしっかり働いて、平日は学業やプライベートの時間を確保したい方に適しています。
月5万円稼ぎたい場合のシフト例
月5万円を目標にする場合、週あたりの勤務時間を少し増やすことで目標達成することが可能です。
ここでは、時給1,100円を想定した具体的なシフト例をご紹介します。
■ 平日中心で稼ぐ場合
時給1,100円 × 1日3時間 × 週4回(月16回) = 月52,800円
この働き方なら、1日あたり3時間、週に4日の勤務で目標の5万円をクリアできます。
放課後の時間を有効活用し、無理なく継続しやすいシフトと言えるでしょう。
■ 週末中心で稼ぐ場合
時給1,100円 × 1日6時間 × 週2回(月8回) = 月52,800円
このシフトであれば、1日あたり6時間、週に2日の勤務で月5万円を超えることができます。
週末にしっかり働くことで、平日の時間を自由に使えることがメリットです。
高校生でも稼げる!時給が高いおすすめのバイト
高校生の平均月収や、稼ぎたい額に合わせたシフトの組み方について理解を深めたところで、ここからは高校生でも効率的に稼げる、時給が高いおすすめのアルバイトについてご紹介します!
テーマパークや遊園地のスタッフ
■ 仕事内容
・チケットの販売
・入園ゲートでの案内
・アトラクションの運営
(乗り物の操作・安全確認など)
・パーク内の清掃
・ショーやイベント時の誘導や警備
このアルバイトの魅力は、非日常の空間で楽しみながら働ける点です。
普段とは異なる特別な場所で働くことで、新鮮な気持ちで業務に取り組めるでしょう◎
また、お客様やスタッフ同士の交流を通じて、自然とコミュニケーションスキルが身につくことも大きなメリットになります。
さまざまな人と接する中で、言葉遣いや対応力が磨かれ、将来に役立つ経験を積むことができます。
さらに、可愛い制服が用意されている職場もあるため、モチベーションを高く保ちながら働くことができるでしょう。
カフェスタッフ
■ 仕事内容
・レジ対応
・オーダー取り
・ドリンクやフードの作成
・テーブルの片付けや店内清掃
カフェスタッフの仕事は、落ち着いた雰囲気の中で業務に集中できるため、賑やかな場所が苦手な方でも安心して働けます。
また、お客様への丁寧な対応を通じて、自然と接客マナーや正しい言葉遣いが身につくことも大きな魅力です。
これは社会に出てからも役立つ貴重なスキルとなり、自身の成長につながるでしょう◎
さらに、美味しいまかないが提供されたり、従業員割引があったりする職場もあるため、食費を節約しながら働けるという嬉しいメリットもあります。
アパレルスタッフ
■ 仕事内容
・試着室への案内
・レジ業務
・商品の整理や補充
・店内ディスプレイの手伝い
アパレルスタッフとして働くメリットはたくさんあります!
店舗によりますが、社員割引でお得に洋服を購入できる点が挙げられます。
ファッションが好きな方にとっては、最新のトレンドアイテムを手に入れながら働けることは嬉しい特典と言えるでしょう。
さらに、お客様への接客を通して、コーディネートの提案力が磨けることも大きな魅力です。
実践的なスキルを身につけながら、自身のファッションセンスも向上させることができます。
イベントスタッフ
■ 仕事内容
・会場の設営や撤去
・チケットもぎり
・入場や退場の案内
・グッズ販売
・列の整理
イベントスタッフの魅力は、コンサートやフェスといった人気イベントの裏側に関われる点です。
普段は立ち入れない特別な場所で、イベントが形作られていく過程を体験できるのは、貴重な経験となるでしょう◎
さらに、単発や短期OKの案件が多いため、学業やプライベートの予定と両立しやすいことも大きなメリットです。
自分の都合に合わせて、柔軟に働きたい方におすすめの仕事と言えます。
ブライダルスタッフ
■ 仕事内容
・結婚式や披露宴での接客
(料理配膳やドリンク提供など)
・お客様の案内やサポート
・会場の準備や片付け
ブライダルスタッフの良さは、華やかな場で感動的な瞬間に立ち会えるところにあります!
お客様の特別な日や大切なイベントを間近でサポートし、その喜びを共有できることは大きなやりがいとなるでしょう。
また、お客様への丁寧な対応や立ち振る舞いを通じて、自然とマナーや礼儀作法が身につくことも大きなメリットです。
これは社会に出てからも役立つ、非常に価値のあるスキルとなります。
さらに、繁忙日が土日中心であるため、平日は学業やプライベートの予定を優先したい学生でも働きやすい環境です。
高校生の平均月収に関するQ&A
ここからは、高校生の平均月収に関する疑問について、答えていきたいと思います。
Q.平日だけで平均月収を稼ぐことはできる?
A.結論から言うと、平均月収を稼ぐことは可能です!
高校生の平均バイト月収を前述のとおり44,881円とした場合
1日4時間 × 平日週3日 × 4週間 = 約48時間(時給1,000円なら48,000円)
さらに収入を増やしたい、または目標額に到達させたい場合は、土日のどちらか1日でもシフトに入ることで、より確実に達成できるでしょう。
Q.高校生でも時給1,000円以上のバイトはある?
A.時給1,000円以上のアルバイトはあります◎
地域によって差はありますが、都市部では高校生が働ける時給1,000円以上のアルバイトは珍しくありません。
特に、時給が高くなる傾向にあるのは、早朝や夜間の時間帯、または単発イベントなどの短期アルバイトです。
Q.稼ぎすぎると税金や扶養に影響がある?
A.はい、一定額以上稼ぐと影響が出る可能性はありますが、高校生が短時間のアルバイトで影響を受けるケースは比較的少ないです。
そのため、主に下記の2点に注意すると良いでしょう。
1) 扶養控除(親の所得税)への影響:年間103万円
⇒ アルバイト収入が年間103万円を超えると、親の所得税における扶養控除の対象から外れるため、親の税金負担が増える可能性があります。
2) 住民税の課税ライン:年間100万円程度
⇒ 年間100万円を超えると、ご自身に住民税が発生する場合があります。
したがって、月8万円以上を継続して稼ぐ場合、年間103万円を超える可能性があるため注意が必要です!
ご自身の働き方と目標収入に合わせて、これらの税金や扶養の影響について確認しておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、高校生のアルバイト事情から時給が高いおすすめのアルバイト、平均月収に関するQ&Aまで、幅広くご紹介しました。
高校生でも楽しく、そして効率的に稼げるアルバイトは身近に数多く存在しています。
しかし、学生の本分はあくまでも学業です!
だからこそ、収入と学業のバランスに気をつけながら、自分にぴったりのアルバイトを見つけて、充実した時間を過ごしてくださいね。