40代・50代主婦におすすめのパート志望動機とは?例文&採用されるコツを紹介!
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新しいパートをはじめようとしたときに「志望動機ってどう書けばいいんだろう……」と不安になる人も多いのではないでしょうか?
特に久しぶりの面接となると、何をどう伝えればいいのかわからなくなってしまいますよね。
この記事では、40代・50代の主婦が自信を持ってパート面接に臨めるよう、採用担当者の心をつかむ志望動機の書き方や、職種・年代別の例文をご紹介します。
これからパート面接を受ける予定の人は、ぜひ最後までご覧ください!
主婦のパート面接で志望動機はなぜ重要?
履歴書や面接で必ずと言っていいほど必要になるのが『志望動機』です。
魅力的な志望動機を伝えられるかどうかが、採用結果を大きく左右しますよ。
採用担当が重視するポイントとは
面接官は、応募者の志望動機からたくさんのことを読み取ろうとしています。
中でも特に重視してチェックしているのが『長期間にわたって安定して働いてくれるか』という点です。安定して働ける人材であれば、企業側は採用や教育のコストを抑えられるため重要視されます。
また、主婦は子育てや介護など、さまざまな事情を抱えながら働く場合が多いので『誰かが急に休んだときに柔軟に対応してくれるか』『周囲と協力しながら仕事を進められるか』などのポイントも重要視されます◎
そして『与えられた仕事を責任感を持って最後までやり遂げられるか』といった仕事に対する真面目さも見られています。
ただ『時間が空いているから』ではなく『与えられた仕事に真剣に取り組みたい』という熱意や『長く貢献できる』という意欲を伝えられると、採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。
志望動機が合否を左右する理由
「うちのお店の雰囲気に合っていそうだな」「この仕事にやりがいを感じてくれそうだな」と面接官に思ってもらえるかは、志望動機にかかっています。
『家から近いから』『なんとなく良さそうだったから』などの漠然とした理由では、面接官の心には響きません。
結果『この人はすぐに辞めてしまうかもしれない』『仕事への意欲が低いのでは』と判断されて、不採用になる可能性もあります。
一方で、具体的なエピソードを交えながら自分なりの言葉で熱意を伝えることができれば、面接官の印象に強く残り、採用へと大きく近づけるでしょう♪
パートの志望動機でよくあるNG例
「このパートに応募した理由は?」という質問に正直に答えたつもりが、なぜか面接官の反応がいまいちだった……そんな経験はありませんか?
自分では問題ないと思っていることでも、実は志望動機としては不適切だったというケースもあります。
ここでは、志望動機としてふさわしくないNG例を2つご紹介します。
ありがちだけど採用されにくい志望動機
『家から近いから』『子育てがひと段落して時間に余裕ができたから』 『お金が欲しかったから』といった志望動機は、多くの人が考えつくものですよね。
しかし、これだけでは「なぜこの会社でなければならないのか?」という疑問に答えることができません。
『家から近い』という理由だけだと「ほかのお店でもいいのでは?」と思われてしまいますし、『時間に余裕ができた』という理由はあくまで働くきっかけにすぎません。
また『経験を積みたい』という動機も、どんな経験をどのように積みたいのかが伝わらないと、漠然とした印象を与えてしまいます。
これらの理由だけを志望動機にすると「とりあえず応募したのかな?」と思われやすく、採用されるのは難しくなってしまいます。
「家計のため」だけでは採用されにくい
『家計のためにお金を稼ぎたい』という気持ちは、主婦にとって一番正直で大切な動機といえますよね。
採用担当者もその気持ちは十分理解しています。
ですが、それだけを志望動機として伝えると「お金だけが目的なのかな?」「もっと時給の良い仕事が見つかったらすぐに辞めてしまうのでは?」と不安に思われてしまいます。
単に『家計の足しにしたいから』という漠然とした理由ではなく『何のために、どれくらいの期間、どのように働きたいのか』を具体的に伝えることが重要です。
例えば『子どもの教育費のために』という目的を伝えつつ「家からも近く、長く無理なく働ける環境だと感じ志望しました」と職場を選んだ理由も付け加えることで、働く意欲や会社への貢献意欲もアピールできます。
正直な気持ちを伝えることは大切ですが、そこに「この職場で頑張りたい!」という熱意を盛り込むことで、採用担当者の心に響く志望動機に変わるのです◎
【年代別】主婦のパート志望動機の例文
これまでの人生経験や家庭での役割は、働くうえでの大きな強みになります。
ご自身の年代や状況に合わせた例文を参考にして、あなたらしい言葉で熱意を伝えてみましょう♪
40代主婦向け|家事・育児経験をアピールする例文
志望動機では、これまでの経験を具体的に伝え、即戦力として活躍できることをアピールしましょう!
例えば、子育てを通して培った調整力や、地域での活動で身についたコミュニケーション能力は、どんな仕事でも役立つ貴重なスキルです◎
学生時代にアルバイトでお客様対応を担当した経験があります。人と話すことが好きで、貴社の接客業に興味を持ちました。現在も子育てをしながら、PTA活動や地域のボランティアに積極的に参加し、初対面の方とも円滑にコミュニケーションを取っています。
これまで培ってきた経験を活かしながら、貴社の温かい雰囲気の中でお客様に寄り添う丁寧な接客をしたいと考えております。
50代主婦向け|人生経験や落ち着きを活かす例文
これまでの人生で培ってきた落ち着きや、どんな状況でも臨機応変に対応できる力は、年齢を重ねた人ならではの強みです◎
焦らず落ち着いて仕事に取り組める姿勢は、職場に安心感を与え、周りの人たちを支える存在となるでしょう。
【例文】
以前、一般事務の仕事をしていたため、ExcelやWordといった基本的なPCスキルは習得しています。結婚を機に退職してからは家庭に入りましたが、家族の予定を調整したり、家計を管理したりする中で、日々の細やかな作業を段取りよく進める力を身につけました。
事務職としてのこれまでの経験や落ち着いて物事に取り組む姿勢を活かし、業務を正確かつ円滑に進めたいと考えております。ブランクはございますが、一から学ぶ謙虚な気持ちを持ち、貴社の発展に貢献してまいります。
ブランクがある方におすすめの例文
ブランクがあることをマイナスに捉える必要はありません。
これまでの人生経験をプラスに変え、新しいことに挑戦したいという前向きな姿勢を伝えましょう♪
家庭の事情で仕事から離れていたとしても、その期間に得た経験や学びは必ずあります。
それを仕事にどう活かしていきたいのかを具体的に話すことで、面接官もあなたの熱意を感じ取ってくれるはずです◎
結婚と出産を機に仕事を辞め、これまで子育てに専念してまいりました。子どもの成長と共に時間に余裕ができ、以前から興味のあった接客の仕事で再び社会とつながりたいと考えるようになりました。
ブランクはございますが、お客様に喜んでいただける仕事がしたいという思いは誰にも負けません。いち早く仕事に慣れ、貴社に貢献できるよう、一生懸命頑張りたいと思っております。
扶養内で働きたい方におすすめの例文
『扶養内で働きたい』という希望がある場合は、正直に伝えることが大切です◎
働ける時間に限りがあるからこそ、その中で最大限に貢献したいという意欲を見せることが重要になります。
単に『扶養内』というだけでなく、働ける曜日や時間帯を具体的に伝えることで、パート先もシフトを組みやすくなりますよ♪
子どもの学校行事や家庭の事情を考慮し、扶養の範囲内で働きたいと考えております。貴社の求人情報にある「週3日、1日4時間程度」という勤務体系は、私の希望するライフスタイルに合っており、無理なく長く続けられると思いました。
限られた時間ではございますが、集中して仕事に取り組み、少しでも早く業務を覚えて貴社のお役に立ちたいと考えております。平日の10:00〜14:00であれば柔軟に対応できますので、ご検討いただけますと幸いです。
【職種別】志望動機のつくり方と例文
志望動機で自分をどうアピールすべきか迷ってしまうかもしれませんが、これまでの人生で培ってきた経験やスキルはどんな仕事にも活かせます。
ここでは、職種ごとにわけて、あなたの魅力を引き出す志望動機のポイントと例文をご紹介します♪
スーパー・飲食店など接客業の場合
『人と話すのが好き』『明るく元気に働きたい』という気持ちは、接客業にとって何よりの強みです。
長年、家族の買い物や食事で利用してきたお店なら、そのお店の好きなところや「いつも丁寧な接客に感銘を受けていました」といった具体的なエピソードを盛り込むと、志望動機に説得力が増します◎
また、子育てで培った「小さな変化に気づく力」や「相手に配慮する姿勢」も、お客様との信頼関係を築くうえで大きな力となります。
勤務シフトについても、できる限り柔軟に対応できる姿勢をアピールしつつ、責任感を持って働きたいという意欲を伝えることで、採用担当者も安心してくれるでしょう♪
以前から貴社のお店を利用しており、明るく活気のある雰囲気や、店員さんの笑顔にいつも元気をいただいていました。先日、子どもと訪れた際にも、店員さんの丁寧な対応に感銘を受け、ぜひ貴社の一員として働きたいと考えるようになりました。
結婚前は販売の仕事で、お客様一人ひとりに寄り添う接客を心がけておりました。ブランクはございますがこれまでの経験を活かし、持ち前の明るさと笑顔で貴社に貢献したいです。
事務・オフィスワークの場合
事務やオフィスワークでは、正確さや丁寧さが求められます。
志望動機では『地道な作業をこつこつと続けられる真面目さ』や『細やかな気配り』などの強みをアピールしましょう♪
過去に事務経験があれば、使っていたソフトの名前や、どんな業務を担当していたかなどを具体的に書くことで、即戦力として採用されやすくなります。
また、未経験であっても『新しいことを学ぶ意欲がある』『家庭と両立しながらスキルアップしたい』
といった前向きな姿勢を見せることで、採用担当者に良い印象を与えられます!
結婚前に一般事務をしていた経験があり、WordやExcelを使った資料作成やデータ入力に慣れております。家庭では、家計簿管理や書類整理を行う中で、物事を正確に進める力や、効率的に作業をこなす段取り力を身につけました。
子育てが一段落し、これまでの経験を活かして再び社会に貢献したいと思い、貴社の事務職に応募いたしました。新しい環境で学ぶことはたくさんあると思いますが、責任感を持って仕事に取り組んでまいります。
コールセンター・カスタマーサポートの場合
コールセンターやカスタマーサポートは、お客様の悩みや疑問に寄り添う仕事です。
直接顔が見えない分、声のトーンや話し方で安心感を与えることが求められます◎
これまでの人生で培ってきたコミュニケーション能力や、相手の気持ちをくみ取る力は、この仕事で大きな武器になるでしょう♪
在宅勤務の求人も増えており、ライフスタイルに合わせた働き方ができるのも魅力の一つです。
以前から人と話すことが好きで、お客様を笑顔にできる仕事がしたいと考えていました。貴社のサービスは私自身も利用しており、いつも丁寧なサポートに感銘を受けております。
子育てを通して、相手の気持ちを汲み取り、わかりやすく説明することの大切さを学びました。電話での対応は未経験ですが、これまでの接客経験と相手の立場に立って考える力を活かし、お客様に安心と満足を届けられるよう努力したいと考えています。
介護・保育など資格が活かせる仕事の場合
介護や保育などの仕事は資格が必要な場合が多いですが、資格がなくてもできる補助的な業務もあります。
志望動機では『人の役に立ちたい』『誰かの生活を支えたい』という思いをしっかりと伝えることが大切です。
子育てや親の介護で培った経験は、そのまま仕事に活かせます◎
資格取得を考えている場合は、その計画を具体的に伝えることで、長く働きたいという意欲を見せることもできます♪
母がデイサービスを利用するようになり、職員の方々の温かい対応に触れる中で、介護の仕事に強い関心を持つようになりました。また、子育てを通じて培った、相手の気持ちを汲み取り柔軟に対応する力を活かし、利用者様の生活を支えたいという気持ちが強くなりました。
貴社の「笑顔を大切に」という理念に共感し、自分も利用者様の毎日を明るくする一員になりたいと考え、応募いたしました。
実務経験はございませんが、体力には自信があります。一から学ぶ姿勢を持って精一杯努めたいと思います。
主婦が採用されやすい志望動機5つのポイント
パートの志望動機を考える際に少し工夫を加えるだけで、面接官にあなたの熱意と魅力を効果的に伝えられます。
ここでは、採用に近づくための5つのポイントをご紹介していきます。
①求人内容にマッチさせる
応募する会社によって求められる人材は違います。
まずは求人情報をよく読んで、その仕事にどんな人が向いているかを想像してみましょう。
そのうえで「私ならこんなことができます!」と、自身の経験やスキルを具体的に結びつけることが大切です◎
②主婦としての強みを具体的に述べる
主婦として家事や育児で培ってきたスキルは立派な強みになります。
家族の予定をやりくりする『調整力』、子どもや地域の人との『コミュニケーション能力』、日々の家事をこなす『段取り力』など、仕事に活かせる経験はさまざまです◎
漠然と「頑張ります!」ではなく、「この経験を活かしてこんな風に貢献したいです!」と具体的に伝えましょう♪
③勤務条件の柔軟さを伝える
「子どもが大きいため夕方以降も働けます」「家族が近くに住んでいるのでサポートしてもらえます」などのように、働くうえでの柔軟性や長く続けたいという意欲をアピールするのもポイントです◎
採用担当者はシフトを組みやすい人を求めています。
家庭と仕事の両立が可能なことを具体的に伝えることで、安心感を与えられます♪
④ブランクへの不安を前向きに伝える
仕事から離れていた期間が長いことは、決してマイナスな要素ばかりではありません。
ブランクを経ての応募は、むしろ『社会復帰したい』という強い意欲の表れです。
ブランクがあることを正直に伝えたうえで『新しい知識を積極的に学びたい』『もう一度働くことに挑戦したい』という前向きな気持ちをアピールしましょう♪
「ブランクはありますが一生懸命頑張ります!」という一言は、やる気を伝えるうえでとても大切です◎
⑤伝わりやすい分量を意識して書く
履歴書の志望動機欄はスペースが限られています。
そのため、あれもこれもと詰め込みすぎると、本当に伝えたいことがぼやけてしまいます。
大切なのは、短すぎず長すぎない、200文字前後の簡潔な文章にまとめることです。
一番伝えたいことを一つに絞り、具体的なエピソードを添えることで、面接官の心に残る志望動機になります◎
まとめ|主婦のパート志望動機は具体例+前向きな理由が採用のカギ!
いざ志望動機を書こうとしても、何を書けばいいか迷ってしまいますよね。
志望動機は少しの工夫で、あなたの魅力がより伝わる文章になります。
一番大切なのは『なぜここで働きたいのか』という熱意と『これまでの経験をどう活かせるか』というあなたの強みを結びつけることです◎
会社のホームページやお店の雰囲気を見て素敵だなと感じたポイントに、あなたの経験を重ねてみましょう。
そうすることで、誰にも真似できないあなただけの志望動機を作成することができますよ!